

仏教教室シリーズ⑩六波羅蜜(持戒波羅蜜)
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 仏教を貫く根本的なコンセプトは、間違いなく「縁起の法則」にあるでしょう。 つまり、 仏教=縁起の法則 と言うことができます。 縁起の法則とは、「因 → 縁 → 果」の働きによって、あらゆるものごとが成り立っているという原理です。 だからこそ仏教では、「廃悪修善」によって幸せになると説きます。 悪いことをやめ、善いことを行う。これが廃悪修善です。 では、その「善いこと」とは何でしょうか。 そこで登場するのが、まず「八正道」です。 以前にも学びましたが、八正道とは自らが実践する幸せへの道です。これもまた開運につながる教えであり、廃悪修善を実践するための具体的な指針でした。 ただし、八正道は主として自分自身の行いや心の在り方を整える教えであり、他者への働きかけを直接説くものではありません。 そこで、お釈迦様はさらに一歩進んだ実践として、「利他」の教えを説かれました。 他者のために善いことを行うことです。 しかし、「善いこと」


仏教教室シリーズ⑨六波羅蜜(布施波羅蜜)
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 前回は縁起(えんぎ)をテーマにしました。八正道(はっしょうどう)の後に縁起を学んだのは、もちろん真理(しんり)であることもありますが、ここから先は縁起を頭に入れておいて、その真理に基づいて仏教の教えが説かれていることをわかって欲しいからです。 さて、既に学びました八正道ですが、人が幸せに向かって生きるための生き方を具体的に説いています。そして、その向かう先には悟りがあります。しかしながら、その悟りは限定的なものだと言われます。なぜならば、八正道は常に「自分」が何をするということが教えになっており、「自利(じり)の修行」とされ、到達する悟りは阿羅漢(あらかん)のものだと言われます。 私たちが目指すべきなのは「仏」の悟りです。そこには「利他(りた)」の修行が必要なのです。 利他の修行、そこには勤めるべき「善」が説かれています。無数にある善の中で、「何をしたらいいの?」と悩んでしまいます。そこでお釈迦様は「これをすればいいよ


仏教教室シリーズ⑧縁起
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 今日の学びは「縁起」です。 縁起には、「良い」「悪い」があると思いますか。 真言宗の中でも醍醐派に縁があったので山伏になりました 日本語としては、確かにそのような使い方があります。しかし、仏教語としての「縁起」には、良いも悪いもありません。それは、これからお話しする内容をお聞きいただければ分かると思います。 「因縁生起」という言葉も同じ意味を表しますが、その中の「縁」と「起」を合わせて、仏教の根本真理として「縁起」といいます。 では、それは何かというと、 因 → 直接的な要因(例:種) 縁 → 間接的な要因(例:土、水、太陽) 果 → そこに現れる結果(例:実る果実) このように表すことができます。 例えば、私自身のことを例に挙げると、36歳のときに「良いお坊さんになりたい」と決意しました。これを「発心」といいますが、これが「因」という種だとします。しかし、それだけではお坊さんにはなれません。 醍醐寺伝法学院という土に
















































