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神崎寺のブログ
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仏教教室シリーズ⑦八正道(3)
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 今日の仏教教室は八つある八正道も最後の二つとなりました。今までの6つは憶えていますか?(無反応) この無反応は「記憶にございません。」ですね! おさらいしましょう。 (ホワイトボードに書き書き) 1.正見(正しく見る) 偏見や思い込みで物事を見るのが、あたりまえになっているのが人です。皆さんは、外国人がいたら、ニュースで聞いたことを鵜呑みにして先入観をもって見ていませんか?昨日、刑務所を出てきた人がいたら、イコール悪い人だと思いませんか?高学歴や有名な会社に勤めていれば、優秀な人だと思い込んでいませんか? どれもこれも、実際に自分の目で確かめていないのに、偏って思い込んで事実を見ていませんね。ちゃんと自分の偏見のない目で見る、これが八正道の最初にくる正見です。 2.正思惟(正しく考える) 人には三毒が必ず備わっています。貪瞋痴の三毒は生まれたときに既に持っているものです。貪は欲しがる心です。欲と言われるものですが、何で

神崎寺
2月26日読了時間: 5分


ーお大師様が願ったことー
初大師のお護摩が終わっての法話 今日は令和8年最初の弘法大師のご縁日”初大師”です。 皆様、よくお詣り下さいました。かつて、この山では一番のご縁日だったので2日間にわたりご縁日を行い、世話人さんが集めてきた御札で護摩壇の前が山になるほどの祈願を行っていたのだそうです。 現在では少々、お詣りが少なくなっていますが、かつて、この神崎寺では農家の主婦たる女性が中心に信仰を支えてくれて、忙しい中にも信仰を大切にして時間を都合することができたのですが、現代は女性もほとんどが勤めに出るようになり、時間が自由にならなくなった時代なので、やむを得ないところでしょう。そんな中で大寒の本当に寒い日にお詣り下さいました皆様の信仰と徳の高さに敬意をお伝えしたいです。 「よくお詣り下さいました!」 さて、お大師様こと弘法大師空海という宗教者ですが、数ある日本の歴史上の宗教者の中においては比類のないほどの実績や多くのものを現代に至るまで残してくれている存在といって間違いないことでしょう。 お大師様が伝えた密教の全てをお伝えすることは難しくて、浅学の私ではなおさら難しいところ

神崎寺
1月29日読了時間: 6分


仏教教室シリーズ⑥ 八正道⑵
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 今日の写経もお疲れ様でした。 それではお坊さんの本業である仏教を伝えることを始めたいと思います(笑)。 前回は、中道と四諦、そして八正道の正見と正思惟まで学びました。覚えてますか? 中道は極端に楽を求めたり、反対に自分を追い込んでストイックに頑張るというような偏りのない状態を持てることがベストパフォーマンスを発揮する秘訣ですよって、教えで、四諦は、苦集滅道の四つで、この世は苦で思い通りになりません、そして、その原因は煩悩があることですという集、その煩悩は滅することができて、その方法が八正道ですよ。という教え。 そして、八正道は、正見、正しく見る、正思惟、正しく考える、まで学びました。 さて、本日は八正道の続きです。 ところで、八正道に入る前に十善戒のお話をしておきたいのですが、私たち僧侶が出家するときに授かる戒でもあり、私が葬儀を行うときには亡くなられた人に授ける戒でもあり、さらに、日本の道徳の基礎になっている戒でもあ

神崎寺
1月23日読了時間: 4分


仏教教室シリーズ⑤ー四諦と八正道⑴
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 前回のお話は憶えている人はいますか? そう”中道”でした。不苦不楽と言われる中道ですが、かなり誤解が多いものです。例えば、「頑張ってはいけないってお釈迦さんは言っているから頑張らない。」とか、楽をしたい人の方便に成り下がっている場合があります。中道はベストパフォーマンスを発揮するためのものであって、堕落しなさいと言っているのではありません。琴の弦の喩えをお話ししましたね。 さて、中道の続きになりますが、先ほどの写経した般若心経の中にも説かれている教えです。般若心経では「無苦集滅道」というくだりですが、〝四諦”と言われる教えです。 苦 ⇒ 四苦八苦の回で勉強しました、この世は全て思い通りにならないという真理です。 集 ⇒ どうして思い通りにならないのか、それは煩悩が禍いしているから 滅 ⇒ でも、その煩悩は滅することができるのです。 道 ⇒ その方法こそが八正道という方法なのです。 つまり、この八正道を身につければ幸せに

神崎寺
1月20日読了時間: 4分


仏教教室シリーズ④ - 中道って?
前回は仏教が生まれた時代は、どのような宗教的背景があったのか、どんなところでお釈迦様は何を感じて何を考えたのか、ということを学びました。 まず、お釈迦様は当時の修行者たちが行っていた修行を行いました。よく知られているところですが、いわゆる苦行をしたのだそうです。 伝わるところによると、苦行中のお釈迦様の様子は 六年間、足をくみ、威儀を正して坐り、雨風雷にもめげず、黙として、 或る時は、口と鼻との呼吸を止められると、内にこもった息は、凄まじい音をして耳から流れ出た。それは、鍛冶屋の鞴のように凄まじい音であり、鋭い刃に衝刺されるようであった。また或る時は、陶器の破片で刺すように烈しい頭痛を起こし、また或る時は鋭い庖刀で刳るように腹を刺して、燃ゆる炭火に身を投げ入れるような烈しい熱を起こした。 しかしお釈迦様は少しも退くことはなく。これを見て、或る者は死んだと思い、或る者はやがて死ぬであろうと思った。 お釈迦様は更に食を断とうと思い立たれた。僅かの豆小豆の類を摂るのみであったので身体がみるみる痩せ、足は枯葦のよう、臀は駱駝の背のよう、そして背骨は編んだ

神崎寺
2025年11月6日読了時間: 5分


仏教教室シリーズ③ 仏教はそこに生まれた
仏教の開祖は?と聞けば、日本人は「お釈迦様」と答えるでしょう。 おそらく、少し昔で、読み書きを習う人が少なかった時代でも、お釈迦様の名前は答えられたのではないでしょうか。 和尚さんは醍醐寺で修行する中で仏教史というものも学んだのだそうです。その時に、最初の授業で「仏教として理解しているものの全てを釈尊が生み出したのではありませんよ。」と言われたのだそうです。どういう意味なのかというと、お釈迦さんが生まれた時代にネパールやインドでは既に多くの宗教的なものが存在していて、その土壌の中で仏教が生まれてきたということを忘れてはいけないということです。 殊に、大乗仏教の進化系である密教は既存の習俗を多く取り込み、大乗仏教が進化する形で成立してきました。ですから、インドより伝承の独特の装飾、修法、作法、声明、経典を伝承し、中国では一つにまとまり、日本に弘法大師が伝えて完成したといわれ、日本の独特の習俗や宗教観を取り込み日本の自然崇拝神道と混然一体となり日本佛教として独特のものを持っています(明治時代の廃仏毀釈で変化して現在となってますが)。 では、仏教ができ

神崎寺
2025年10月24日読了時間: 4分


「一年があっという間」ですか?
皆さんは現在のところ、おいくつでしょうか? まあまあいい歳になってきている人のほうが多いではないかと予想しますが、いい歳になってくると一度は言ったことがある言葉「一年があっという間!」 子どものころ、一年はかなり長かったです。 だって、一年が過ぎれば学年が上がり、クラスが変わり、変化にワクワクドキドキしました。一年過ぎなくても、夏が近くなれば夏休みが待ち遠しくてワクワク、試験が近くなればイヤーなものが近づいてくるドキドキ感がありました。 そう、変化があったから、いつもワクワクドキドキしていて、だから時間があっという間ではなかったのです。 何かで読んだことがあります。子供や学生はワクワクドキドキがあるから、時間が充実していて、時間がアッというまには過ぎていかないのだと。 和尚さん、先ごろ、ワクワクドキドキがあったようです。 お話を聞くと、なかなかどうして、めったにない体験をしています。 多分、終わっているので書いてもいいでしょうし、本番ではないので写真も問題ないかと思いますが、先日、醍醐寺で「OTOBUTAI」というイベントが行われました。外部に公

神崎寺
2025年10月21日読了時間: 4分


仏教教室シリーズ②ー三法印
(毎月の満月写経会での仏教講座の内容です。) こんな満月の夜に写経会は行われます 前回の教えは覚えてますか? え?すでに記憶にない! ま、学びなんてそんなものです。だから、重ねて重ねて学びを自分のものにします。 でも、学ぶことが仏教の目的ではないはずです。それを自分の人生に...

神崎寺
2025年10月2日読了時間: 4分


仏教教室シリーズ①ー四苦八苦
四門出遊 〔満月写経会の仏教講座内容です〕 ご存じ、お釈迦さんはいわゆるお坊ちゃまです。いや、ちょっとやそっとのお坊ちゃんじゃありません。チョーお坊ちゃまです。なんと王様の子供、つまり王子様です。釈迦族の王子様でカピラ城というお城に住んでいました。...

神崎寺
2025年9月12日読了時間: 5分


ちょっと嬉しい出来事
ボランティアスタッフにより大量の野菜天ぷらが調理されています 今年も寺子屋をやることになり、寺子屋は御縁だけを信じて募集をしているので、近所の子供とかは基本的に連絡をしないようにしています。しかしながら、毎年、子供たちが集まるのか不安で仕方ないというのが正直な気持ちです。...

神崎寺
2025年7月30日読了時間: 2分


寺子屋は仏縁になるか?
暑い夏に、ニュースで「殺人的な暑さですので外出は控えてください。」と言われたら、大人はエアコンの中で過ごさなければいけないような気になります。 ところが、毎年、寺子屋は最高気温を記録するような8月の上旬にやっていますが、子供は元気ですね。...

神崎寺
2025年7月17日読了時間: 4分


火渡り修行 無魔成満!
大柴燈護摩の修法 今年も火渡り修行が終わりました。 真勝和尚様が神崎寺に入られた翌年から利根川河川敷に道場を移して、早や17年。いろいろなことがありました。最初のころは勝手もわからず、協力者も少なく、河川敷は全て葦の原っぱ、必要な材料も満足にそろわず、法具もない、苦しい思い...

神崎寺
2025年5月15日読了時間: 4分


みんな福人!福はーうちーの寺に来い!
さあ!節分を過ぎて本当の意味で新年となり春の季節となりました。今年の節分は朝から本当に冷たい雨が降り、大きなお寺では豆まきを中止するお寺もあったようでした。 というわけで、豆まきが足りてない人がたくさんいるはずです。なんということでしょう!神崎寺の福豆まき、...

神崎寺
2025年2月9日読了時間: 2分


八千枚不動護摩修行 令和6年11月23日(祝)
今を遡ること10年前、神崎寺住職の真勝和尚は護摩を焚きながら歓喜の涙を流していた。 そう、10年前に神崎寺では初めての焼八千枚不動護摩修行が執行された。 神崎寺の八千枚護摩修行第一回目 それは、ほとんど廃寺となりかけた神崎寺に入った真勝和尚が祈祷寺として神崎寺を復興させてい...

神崎寺
2025年1月24日読了時間: 2分


醍醐寺開創1150年慶讃大法要
令和6年は、真言宗醍醐派の祖山である京都醍醐寺「醍醐寺開創1150年」の記念の年です。50年に一度の記念法要が令和6年11月14日~18日にかけて5日間の大法要が厳修されました。真言宗は主要な16派18本山により法流が継承されています。その中でも醍醐寺は法流本山と し...

神崎寺
2024年12月16日読了時間: 4分


仏教教室シリーズ⑦八正道(3)
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 今日の仏教教室は八つある八正道も最後の二つとなりました。今までの6つは憶えていますか?(無反応) この無反応は「記憶にございません。」ですね! おさらいしましょう。 (ホワイトボードに書き書き) 1.正見(正しく見る) 偏見や思い込みで物事を見るのが、あたりまえになっているのが人です。皆さんは、外国人がいたら、ニュースで聞いたことを鵜呑みにして先入観をもって見ていませんか?昨日、刑務所を出てきた人がいたら、イコール悪い人だと思いませんか?高学歴や有名な会社に勤めていれば、優秀な人だと思い込んでいませんか? どれもこれも、実際に自分の目で確かめていないのに、偏って思い込んで事実を見ていませんね。ちゃんと自分の偏見のない目で見る、これが八正道の最初にくる正見です。 2.正思惟(正しく考える) 人には三毒が必ず備わっています。貪瞋痴の三毒は生まれたときに既に持っているものです。貪は欲しがる心です。欲と言われるものですが、何で


ーお大師様が願ったことー
初大師のお護摩が終わっての法話 今日は令和8年最初の弘法大師のご縁日”初大師”です。 皆様、よくお詣り下さいました。かつて、この山では一番のご縁日だったので2日間にわたりご縁日を行い、世話人さんが集めてきた御札で護摩壇の前が山になるほどの祈願を行っていたのだそうです。 現在では少々、お詣りが少なくなっていますが、かつて、この神崎寺では農家の主婦たる女性が中心に信仰を支えてくれて、忙しい中にも信仰を大切にして時間を都合することができたのですが、現代は女性もほとんどが勤めに出るようになり、時間が自由にならなくなった時代なので、やむを得ないところでしょう。そんな中で大寒の本当に寒い日にお詣り下さいました皆様の信仰と徳の高さに敬意をお伝えしたいです。 「よくお詣り下さいました!」 さて、お大師様こと弘法大師空海という宗教者ですが、数ある日本の歴史上の宗教者の中においては比類のないほどの実績や多くのものを現代に至るまで残してくれている存在といって間違いないことでしょう。 お大師様が伝えた密教の全てをお伝えすることは難しくて、浅学の私ではなおさら難しいところ


仏教教室シリーズ⑥ 八正道⑵
これは毎月の満月写経で行う10分仏教勉強講座の内容を保存したものです。生で聞きたい人は写経会にご参加ください。お待ちしています。 今日の写経もお疲れ様でした。 それではお坊さんの本業である仏教を伝えることを始めたいと思います(笑)。 前回は、中道と四諦、そして八正道の正見と正思惟まで学びました。覚えてますか? 中道は極端に楽を求めたり、反対に自分を追い込んでストイックに頑張るというような偏りのない状態を持てることがベストパフォーマンスを発揮する秘訣ですよって、教えで、四諦は、苦集滅道の四つで、この世は苦で思い通りになりません、そして、その原因は煩悩があることですという集、その煩悩は滅することができて、その方法が八正道ですよ。という教え。 そして、八正道は、正見、正しく見る、正思惟、正しく考える、まで学びました。 さて、本日は八正道の続きです。 ところで、八正道に入る前に十善戒のお話をしておきたいのですが、私たち僧侶が出家するときに授かる戒でもあり、私が葬儀を行うときには亡くなられた人に授ける戒でもあり、さらに、日本の道徳の基礎になっている戒でもあ

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